■インタビュー

…国分寺まつり実行委員長 小川重行氏…

【プロフィール】 おがわしげゆき 大正13年生まれ。山梨県出身。国分寺まつり実行委員長、郊外土地建物株式会社会長、国分寺市観光協会会長の他に、東京経済大学理事、日本獣医畜産大学同窓会理事等を勤める。国分寺市商工会元会長でもある。昭和18年より国分寺市に在住。「自然との触れあいを大切にしながら、多くの人が国分寺にふるさと的なイメージをもつことができる環境を育てていきたい」と言われる。「国分寺まつり」を全市的な大きな祭りにしながら、出展者を市民や市内の商工業者に絞ることで、“地域の輪”をつなぐことに尽くしている。

 「10万5000人の市民が楽しみにしてくれているお祭りだから、大きなうねりを作りながら盛り上げていきたいですね」 今年16回を迎える『国分寺まつり』は、毎年15〜16万人もの人出を集めている。その実行委員長を10期に渡って歴任されているのが、この人、小川重行さんだ。  「お祭りもこれだけ回を重ねてくると、委員の息もぴったりあってくるようです。年に一度のお祭りのために、大勢の方が無償で働いてくださっている。素晴らしいことです」  よい人間関係を作ることこそ、よい協力者を得ることにつながると言われる。「代償を求めず、心から喜んで協力してくださる人と出会うことは、一番幸せなことです。それは、お金の有る無しや肩書きの問題ではない、その人の人間性の問題なんですね。『よし、これを一つ楽しんでみよう』と思ってくれる人は、いつもプラスαのアイデアを出してくれます」  国分寺まつり実行委員長、国分寺市観光協会会長、郊外土地建物株式会社会長……現在、10団体もの会長職を兼任、理事や役職をあわせると数知れない。多くの人々と共に、さまざまな仕事をしてきた小川さんの言葉だけに、重みを感じる。  人を動かし、協力しあって物事を実行していく、コツのようなものがあるのだろうか?写真−国分寺まつりで挨拶「協力者の立場になって物を考えること。そして、お互いに意見が言い合える関係を作ることが大切です。自分の出した意見が通るからこそ、意欲も湧いてくるでしょう?」
“利他の心”を実践しながら、その素晴らしさを知っている。小川さんのバイタリティの源はそこにあるのかもしれない。



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