特別企画
庄司紗矢香さんパガニーニで
史上最年少で優勝
写真−インタビュー記事に登場した頃の庄司さん
みにこみ国分寺のインタービューにも登場していただいた庄司紗矢香さんが、'99年10月難関のパガニーニ国際コンクールで、日本人初しかも史上最年少の優勝を果たし、暗いニュースの中久しぶりに明るいニュースが、トップとして伝えられました。
庄司さんは、国分寺1中を卒業後現在ドイツへ留学している16歳のバイオリニスト。笑顔が可愛い女子高生である。筑紫さんのニュース23に出演された時の彼女の受け答えの中で特に印象に残ったことが二つある。最初の一つは感性とテクニックに関する質問を受けた時、彼女は感性と言う事よりもテクニックをもっと勉強するために努力しているという。
多くの日本人はテクニックよりも感性ということに苦労していることと思う。子供の頃の海外生活によってつちかわれた感性への自信を感じさせてくれた。そしてもう一つは作曲家いわゆる作者の書いた音譜を大切になおかつ忠実に再現させる事を大切にしているという。ジャンルがちがうと思うが、歌手が自分の昔のヒット曲を唄う時、くずして唄う事がかっこいいと思っている人が多いが、ただ一人美空ひばりだけが、作曲家の音譜をくずさずに唄っている。その事に敬意を表していたが、彼女のこの発言には感動さえ覚えた。音譜を正確に再現しながら、個性や感性を表現することのできるそこに天才少女のすごさを感じさせた。
か細い声でていねいに答えるその内容に重厚さを感じる事が出来た。たまに見せる笑顔と耳元にキラリと光るピアスが印象的なインタビューであった。今後の活躍を期待したい。
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