特別企画

東京X(極上豚肉)生産者 榎戸武司さん 
      熱意と愛情が品質を守る
榎戸武司さん
写真−極上豚肉の生産者−榎戸武司さん

「東京X」、もうご賞味されただろうか? 霜降り牛ならぬ、“霜降り豚”。上質の赤身に、これまた上質の脂身がほどよく混じった、まさに豚肉の極上品だ。この「東京X」を養豚している農家が、国分寺にある。高品質生産出荷組合(東京X養豚者の組合)監事・榎戸武司さんだ。
「輸入品が増え、豚価の低迷が続いています。東京Xは、都内の養豚生産の向上のための一大プロジェクトなのです」と榎戸さん。 遺伝子組み換えで作られた豚ではない。青梅の畜産試験所で、北京黒豚、イギリス黒豚、デュロック豚の3種を、7年の歳月をかけて根気強く交配させ、品種改良した。安全で高品質な豚肉なのである。
「北京黒豚は本場中華料理に使われる豚だけあって、脂身が非常に上質。東京Xは、その北京黒豚の特質を受け継いでいるんですよ」。
思わずゴクンと喉が鳴りそう。しかし、それだけに飼育も難しい。質が落ちたり、他の品種と混血してしまっては元も子もない。それを防ぐため、飼育のための細かい管理マニュアルが設定されている。その手間の多さを敬遠する農家もあり、都内40軒の養豚所のうち、東京Xを飼育しているのはわずか11軒。
「このプロジェクトでは、販売ルートや単価計算なども独自に計画していて、年間1万頭という生産ノルマがありました。ところが都内だけでは、どう頑張っても年間3000頭が限界」。
そこで近隣県の農家に応援を頼むことに。東京の農家を活性化させるために生まれた豚を、他県の農家に育ててもらうのだ。ここにも厳しい規定がある。
「まず何より、人柄の良い方であることが選考基準。品種を守るためには、信頼関係が大切ですから」。
都内の養豚家達の、仕事に対する熱意と、新しい品種「東京X」に対する深い愛情には、多くを学ぶことができそうだ。


■全市歳末大売り出し
一昨年の抽選会の様子  毎年恒例となりました全市一斉歳末大売り出しを昨年から引続き国分寺市商店会連合会主催により12月上旬から中旬にかけて実施いたします。
 今年は商工会発行の商品券を景品として行います。年に1回国分寺市内の商店会が一致団結し、年の最後を盛り上げて行き、21世紀を明るく迎えたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
   写真−1昨年の抽選会の様子
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