■商店とのかかわり

第12回少年少女ふるさと作文コンクール — 私の夢とふるさと—
 優良賞受賞作品(平成12年) 国分寺市立第五中学校2年 関沢 智範 受賞した関沢くん

…ちいさな商店街…
 僕が小学校に入る前まで住んでいた国分寺市内の家の近くに、お店が4・5軒しかない小さな商店街がありました。その商店街には小さいころからお世話になっていて、お店のおじさんもおばさんもいい人ばかりでした。毎日のように顔を合わせ、いろいろ話をしていたような気がします。
 けれどそのうち、僕の家族は引っ越すことが決まり、今住んでいる家へきました。そしてついこの前、前住んでいた家の近くの病院に行くことになったので、その帰りにお父さんと2人で約7年ぶりにその商店街のお豆腐屋さんへ行きました。すると、おじさんとおばさんが奥から出てきて、2人とも僕のことを覚えていてくれました。僕は会うまで顔が思い出せなかったけれど、会ったとたんなにもかにも思い出しました。7年以上たっているのに、覚えていてくれたなんて、なんだかうれしく思いました。それから5分くらい立ち話をして、豆腐とおあげを買って帰りました。その味は、なつかしくはないわけでなないような不思議な味でした。
 しかし、このごろは商店街付近にコンビニやスーパーができて店をつづけていくのが大変そうにも見えます。けれど、やめてほしくはないです。なぜなら小さなお店なら立ち話ができるけどコンビニでは立ち話なんかしません。すごく単純でくだらないことだけど、それが大切なんだと思います。話してコミュニケーションをとるということが人間には必要で、しかもお互い楽しくなります。このような商店街がたくさんあってこそ、国分寺の町や人々は、明るく楽しくそして良くなっていくんじゃないかと思いました。そのためには、今ある商店街をできるだけ残すために、大型スーパーなどつくる量を考えていく必要があると思います。僕的には、国分寺の町はスーパーやコンビニよりも、たくさんの縁にかこまれて、小さなお店が立ち並ぶ風景の方があっているんじゃないかと感じました。
 国分寺というすばらしいふるさとをもっといい所にしていくためには、縁を大切にして、そしてなにより人々の人間関係が大切なのだと思います。
学校生活でも、国分寺の学校にいることを誇りに思いながら、友達とも仲良くし、楽しくなるようがんばりたいです。

写真上−写真−少年少女ふるさと作文コンクール表彰式で発表する関沢くん


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