■国分寺の伝説

…雷王石…

真姿の池

写真−雷王石が沈んだと言われている真姿の池
天長五年(八二八)武蔵国分寺の住僧教心のもとに伊豆国の浦島と名のる男が訪ねてきた。「私は、弁財天の使者として来た。金光明経七の巻の中に四雷王というの文字がある。これは雷電の災厄やいろいろ災難を払う教文である。文字を書いて村人に与えれば、災厄から守ることが出来る。」 教心が浦島について行くと弁財天池(真姿の池)のほとりにある、弁財天のほこらの前に三尺四方グ来の石が置かれ、石の四面に「四雷王」の三字が金色に光っていた。教心は、その石を「雷王石」と名付け金光明経の一節を唱え、雷電札を村人に配付しました。この雷電札を家の入口に貼っておくと、雷の被害やあらゆる災害から守られたという。後の世に心ない者が汚したために、石は池の中に沈んでしまったといわれている。


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