国指定史跡 飛騨国分寺
華麗な屋台が市内に並び、数々のからくりや装飾の美しさを見せる「高山祭」で有名な岐阜県高山市には多くの名所、旧跡がある。江戸時代から続く古い町並み、有名な朝市、高山陣屋、屋台会館、飛騨の里など高山は全国に知られている一大観光地である。
「飛騨国分寺」はこの街の中心地、それも上高地や長野県松本市に続く高山のメイン道路である国道158号 線沿いの「国分寺通り商店会」の中心に位置している。商店会に面した山門を入ると、天平時代に植えられた大銀杏と三重塔があり、その奥には室町時代中期に建てられた本堂がある。本堂の東側には七重塔の礎石があり、本堂の床下には創建時の金堂礎石が埋まっている。あまりにも有名な観光地の中にあるため。その存在が薄められているが、武蔵国分寺の住人であれば高山に行った折は一度は寄りたいものである。 |