…「オニヤンマ」のこと… 国分寺市自然の会 渡辺蛍児
オニヤンマ
 今年7月中旬のこと、お鷹の道を歩いていたらオニヤンマの羽化に出合った。
 自分がぬけたヤゴにつかまり、翅はまだ背中の方に閉じていた。撮影するには場所がわるかったので、そっと持ち帰り家で写した。
 やがて閉じていた翅を開き、立派なオニヤンマになったので、さらに写してから逃がしてやる。
 子供の頃、オニヤンマのことをドロボーヤンマと呼んでいた。黒と黄色のしましま模様が昔の盗賊を連想させるのだろうと今でも思っているが、とびながら虫を捕らえる習性からも連想される。オニヤンマのオニは、大きいことや虎のフンドシを思わせるからだろう。
 ヤゴは流水に住み。親になるまで5年もかかるそうだ。その間、水が涸れたり、水底などがあまり変化しないところ、となると、お鷹の道の流れはピッタリである。

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