■ゆらい

…丸山神社…

 南町二丁目にある丸山は、現在では住宅地であるが、戦前は雑木林などになっており、人の住まない場所であった。その頂上付近に丸山神社が祀られていた。江戸時代には山神社と呼ばれ、明治時代になって丸山神社と改称された。宝暦十一年(一七六一年)の「武蔵国多摩郡仲右衛門新田検地帳」によると縦三十一間横ニ間の山神社地が年貢免除地となっていた。明治十三年(一八八〇年)の丸山神社明神社并勧請年度取調上申書」には「丸山神社創立宝暦五年正月十七日勧請宝暦五年正月十七日とあり、宝暦五年(一七七五年)に祀り始めたとある。その後宅地化がすすむ中で神社は丸山の中をニ、三回移され、その頃に周辺の家が火事になったり、住人が病気になったりする不幸なことが続き、神社を粗末にしたからだと云われ、現在地の南町二丁目一番一号に祀り直し、木の祠の中に「山神」と刻まれた自然石を納めた。





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