将来と目標とした最先端の研究 日立製作所中央研究所


	空から見た日立製作所中央研究所
 武蔵野の緑に囲まれた日立製作所中央研究所は「現在の事業を支えつつ、10年、20年先を目標とした研究を行う」との創業社長の理念のもと1942年(昭和17年)に創設されました。学術交流に便利なように都心に近く、しかも閑静な処として当時の東京府北多摩郡国分寺村大字恋ヶ窪が選ばれました。武蔵国国分寺は奈良東大寺にも匹敵する大寺院であったと言われています。この由緒ある地に研究所を建設する際には、創業社長の「よい立木は切らずによけて建てよ」という意志を受け、構内の樹木は極力守られました。
 その精神は現在も継承され、今日見る武蔵野の面影をとどめた美しい自然環境が保持・整備されてきました。敷地内には樹齢100年余の欅やヒマラヤ杉の大木を筆頭に、約120種、約27000本の樹木があります。構内南側はハケと呼ばれる地形になっており、構内数ヶ所にある湧水を利用して、昭和33年に湿地帯を改造し周囲約800m、面積約10000㎡の大池が作られました。また、この湧水は多摩川に注ぐ「野川」の源流の一つとなっています。
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 日立製作所は1910年の創業以来「技術を通じて社会に貢献する」ことを企業理念としています。ここ中央研究所も、この企業理念のもと約半世紀の間に、エネルギー、半導体、コンピュータ、通信、ライフサイエンスなど、日立の次世代を担う新事業を創出してきました。現在も日立社内および日立グループの研究開発のリーダとして、「情報システム、ソリューションLSI、先端デバイス、ライフサイエンス」の分野を柱とした研究開発を進めています。21世紀の初頭に立ち、世界で最高の製品を最も早くお客様に提供するため、技術革新と産業フロンティアの開拓に努め、グローバル社会の発展、自然環境との調和に貢献すべく進取性豊かな研究所作りを目指しています。

写真左上:空から見た"日立製作所中央研究所" 右下日立製作所中央研究所敷地内にある大池
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