【周防国分寺】 … 周防国分寺…
写真−周防国分寺の本堂
周防国分寺の仁王門をくぐると荘重な大金堂がある。ここには多数の国宝的仏像が安置されて、他の歴史的文化財と共に宗教上、芸術上一大宝庫をなしている。本尊は始め丈六の釈迦如来であったが、後世薬師如来となり、寺格は現在高野山真言宗に属する別格本山である。本寺がこうして古格を維持し、歴史の各時代にまたがる豊富な霊仏至宝を保存してきたことは。実に聖武天皇の聖徳と歴代皇室の信仰の賜であり、また周防国府の力や大内氏、毛利氏の歴代国主の崇仏保護が非常に厚かったからである。
多数ある寺宝の中で御奈良天皇宸筆般若心経及び金堂、日光菩薩立像ほか六おうが国の重要文化財に指定され、国分寺旧境内は史跡に指定されている。
左上写真：周防国分寺の山門
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