■国分寺の四季/各地の国分寺風景9

【五智国分寺】 五智国分寺の本堂
写真−五智国分寺の本堂

 国分寺は、聖武天皇が天平十三年(七四一)一国一寺の建立を命じたのが始まりです。当時の越後国分寺の所在については諸説があり、現在まで位置はわかっていません。現在の国分寺(上越市)は、永禄五年(一五六二)七月廃寺のようになっていたものを、上杉謙信が再興したものです。しかし、その後何回か火災にあって焼失し、三重塔を現在の姿に建て直したのは安政三年(一八五六)です。宮大工曽武川常右衛門、江崎の長三郎の手により、三重塔およそ二十年かかっています。壁面には高田の住人石倉(後藤)正義銘の十二支と二十四支孝の中から選んだ十二孝の彫刻がはめこまれています。

芭蕉の句碑
写真−境内にある芭蕉の句碑と五智国分寺の三重塔

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