■地域の話題

…国分寺市内の商工会・商店会加盟のハンコ屋さん…


   印章(俗に印・印鑑・ハンコ)とは自己を表示しまたは自己の功利・義務を表示する手段の一つとして、古くオリエントで発明され円筒印章と云う形体が発達した。日本では701年に律令国家が成立した事に依って古印が定まり、天皇御璽は方三寸、太政官印は方二寸五分、私印は方一寸五分以下と限定されて居た。
 平安末には二字合体の花押が発達し、戦国武将の朱印、黒印には「天下布武」「福徳」等吉語印が多様され、豊臣家の金の犬印の様に威武を示したものや、西国大名が用いたローマ字印等もあった。
 江戸時代に至って一般庶民層に迄普及した印章は官印と私印に分けられ、個人用には実印・銀行印・認印がある。実印は直径8ミリ以上25ミリ以内の正方形に納まるものと決められている。印章はこの様に絵画的なものも含めて、多彩に変化しながら社会制度の中でその地位を確立し現在に至っている。
 趣き深い風雅な一本、或いは作品の一部を成す美の落款印等は是非、匠の技を誇る専門店で。


(有)東陽堂印房
  住所:国分寺市本多1−6−3 
  電話:042−324−2255


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