特別企画
社会福祉法人 はらからの家福祉会理事長
須長靖夫さん  

須長靖夫さん

 災いが転じて福となることがある。社会福祉法人「はらからの家福祉会」と俳優・須長靖夫さんの出会いはまさにそれだった。
はらからの家福祉会は1981年、伊澤雄一さんが精神障害者の方の自立支援のために国分寺市内のアパートを賃借して始めた福祉的協同住居。それが97年に漏電火災事故で2ホームを消失した。須長さん母子がはらからの家の為に何かしなければと話し合ったのは、その消失事件の新聞記事がきっかけだった。 「父が亡くなった後、土地を相続していた母が、はらからの家のために役立てたいと言い出したんです。私はそれに賛成して伊澤さんの活動に参加しました」
火事がなければはらからの家を知る機会もなかったし、お父さんの死がなければ土地を手放す事もなかっただろうと須長さんは言う。
伊澤さんと須長さん達は東京都に申請を出し、社会福祉法人として認めてもらうように行動を起こした。翌98年、東京都から認可がおりる。はらからの家は南町に本拠地を構え、新たなスタートを切った。現在までに3つのグループホームと1つの福祉ホーム、2つの共同作業所を持つまでになった。一般向けの活動にも力を入れ、精神保険福祉講座なども開催している。この春にも、大学から講師を招き、「キレるこどもたち」について考える会を設けたばかりだ。
「精神に障害があっても、みんな職業につきたいと思っています。そのためには、はらからの家でも共同作業所でパソコン操作を覚えたり、国分寺市から駅前放置自転車撤去の仕事などをいただいたりしています。でも、何より不可欠なのは企業の受け入れ。市民の皆さんにも偏見をなくして、障害を隠さずに働ける環境づくりに協力していただきたいです。 須長さんの行動力とボランティア精神に学びたい。
須長さんの本業は俳優。テレビ東京(12チャンネル・21:00〜22:48)水曜ミステリー9「新米事件記者・三咲2」役:牛久一忠(神奈川県警本部生活安全部長)放送未定
写真−須長靖夫さん    HP:http://members.jcom.home.ne.jp/kei.su/


■全市一斉歳末大売出し
写真−利用者からのイラスト入りハガキ

 恒例となりました全市一斉歳末大売出しは、国分寺市商店会連合会、国分寺市商工会商業部会共催のもと実施されました。今年は、3,885通の応募があり厳正なる抽選のもと3,000円の金券が1,000人の方に当たり、お店から当選者に直接渡されました。また応募ハガキの裏面には多くの商店会に対する要望などが書かれ、今後よりよい商店会を作るための参考にしていきます。1年間のご愛顧に感謝するとともに、これからも市内のお店でお買い物をしていただけるよう今後とも宜しくお願いいたします。

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