特別企画
国分寺まつり七重塔模型の作者
末広 明さん  


末広 明さん  「国分寺まつり」で、すっかりお馴染みになった8分の1サイズのミニチュアの七重塔。その制作者がこの人、末広明さんだ。
末広さんは本町4丁目にある末広工務店を経営する棟梁。鹿児島県財部町で生まれ育った。16歳の時に父から「空襲でたくさん家が焼けたから家を作る大工になれ」と言われ、躊躇していたが「メジロかごが作れれば大工になれるよ」の一言で決心。20歳で大阪へ、その後東京へと移動しながら、住宅やビルを建設し続けた。結婚を機に国分寺へ移り住んで40余年になる。
「国分寺市建築組合の旅行で山口県瑠璃光寺の五重塔を見学してね、それでミニチュアを作ろうと思った」さまざまな資料をもとに、3年4ヶ月の月日をかけて完成した。じつは末広さんはそれ以前に、本町4丁目町会や郷里の財部町のために神輿も作っている。「(大工の)基本を覚えていれば何だってできる」と末広さんは言う。そして今は七重塔の総仕上げに取りかかっている。
本体はもちろん、道具も手作り。1万数千枚を必要とする瓦1枚1枚も木で作っている。屋根の先に吊り下がっている風鐸も、銅板を打ち抜き、それを鑞付けして作っている。「銅板と銅板の間に蝋を何点か垂らして、それを溶かしてくっつけるんだけど、蝋の量や火の加減が難しい。見えないところでも手抜きをしたら、全部パーになる。
人が見ないところでも、誤魔化さずに作らないとね」朝から晩まで作業所にこもって作る末広さんに、「楽しみながらゆっくりやればいいじゃないか」と言う人もいる。「俺が死んだらこれを完成してくれる人なんていないでしょ? 何年かかって作っていても途中で終わったらゴミになってしまう。だからゆっくりなんてしていられないよ」
末広さんは威勢のいい声でそう言ってニッコリ笑った。期待の力作は、今年の国分寺まつりで完成した姿を疲労出来そうだ。

写真上−末広 明さん


■国分寺市一斉歳末大売り出し抽選会  国分寺市商工会
写真−国分寺市一斉歳末大売り出し抽選会
 恒例となりました国分寺市一斉歳末大売出し抽選会は、国分寺市商店会連合会のもと各商店会により実施され無事終了いたしました。昨年11月にチラシを配布してから締切までに4000通の応募があり、厳正なる抽選のもと1000名の当選者に3,000円の商品券が渡されました。一年間のご愛顧に感謝するとともに、商店会に対するご意見 ・ご要望を参考に皆さんに愛される商店会として努力してまいりますので、これからも 市内商店会でのお買い物をどうぞよろしくお願いいたします。

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