未来の鉄道と社会を創造する 財団法人 鉄道総合技術研究所

 鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、日本国有鉄道(国鉄)の分割・民営化に先立ち、1986年12月10日に運輸大臣(現在の国土交通大臣)の許可を得て発足し、1987年4月1日に、JR各社の発足と同時に、国鉄が行っていた研究開発を承継する法人として本格的な事業活動を開始しました。車両、土木、電気、情報、材料、環境、人間科学など、鉄道技術に関する基礎から応用までのあらゆる分野を対象に、たゆまぬ技術革新へチャレンジしています。 鉄道総研の前身である国鉄の鉄道技術研究所は、昭和39年10月の東京オリンピックに間に合うよう開業をした東海道新幹線の開発のために都心から国分寺市に移転して来ました。新幹線「ひかり」号にちなんで、地名も光町と名付けられました。旧地名である平兵衛新田から名称を冠した「平兵衛まつり」という毎年10月の研究所公開日には、国分寺市内の小中学生を始め多くの親子づれで鉄道総研の構内が賑わいます。
	写真−財団法人 鉄道技術総合研究所  現在、鉄道総研は5年間の中長期計画の最終年度を迎え、研究開発活動では、21世紀の鉄道技術の創造を目指し、「鉄道の将来に向けた研究開発」、「実用的な技術開発」、「鉄道の基礎研究」、「浮上式鉄道の技術開発」を研究開発の柱として設定し、研究開発の目標として、「信頼性の高い鉄道」、「低コストの鉄道」、「魅力的な鉄道」、「環境と調和した鉄道」の実現を目指して取り組んでいます。 鉄道総研は、四季折々の変化をみせる武蔵野の面影を残した敷地の中から、国内はもとより世界に向けて、最新の鉄道技術の研究開発成果を積極的に情報発信しながら、国分寺の地域の皆様と連携を深めることにより、親しまれながら共に発展する研究所づくりに努めています。

写真上− 空から見た(財)鉄道技術総合研究所
写真左− (財)鉄道技術総合研究所


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